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【2023年版】投資初心者が知っておくべき基礎知識

この記事では、投資初心者の方に向けて、投資の基礎知識とこれから投資を始めるにあたっての注意点、そしておすすめの投資商品を紹介したいと思います。

投資と聞くと、難しそうだったり、怖そうだったり、自分には関係ないと思われる方も多いかもしれません。しかし、実は投資は今の時代に必要なスキルであり、誰でも始められるものなのです。

なぜ投資が必要なのか?どんなメリットがあるのか?どうやって始めるのか?この記事を読んでいただければ、その疑問が解消されることでしょう。そして、この記事を読んだ読者が1人でも多く投資を始めることができれば幸いです。

投資とは

投資とは、お金や時間、労力などを使って、将来的に利益や成果を得ることです。例えば、株や不動産にお金を出して、値上がりや配当を得るのも投資ですし、勉強やスキルアップに時間をかけて、自分の価値を高めるのも投資です。投資はリスクとリターンのバランスが重要です。リスクが高いほどリターンも高くなりますが、失敗する可能性も高くなります。逆にリスクが低いほどリターンも低くなりますが、安定的に利益を得ることができます。投資は自分の目標や性格に合わせて、適切な方法を選ぶことが大切です。投資は将来のために今を犠牲にすることではありません。自分の夢や希望を実現するために、今できることを楽しみながら行うことです。

投資の種類

投資にはさまざまな種類がありますが、大きく分けて以下の3つに分類できます。

株式

企業の所有権(株主権)を表す証券です。株式を持つことで、企業の利益(配当)や経営への参加(株主総会)などの権利を得られます。また、株式市場で売買することで値上がり益や値下がり損を得ることもできます。

債券

国や企業などが発行する借用証書です。債券を持つことで、一定期間ごとに利息(クーポン)を受け取る権利を得られます。また、債券市場で売買することで値上がり益や値下がり損を得ることもできます。

投資信託

投資家から集めた資金をプロの運用会社が株式や債券などに分散投資する仕組みです。投資信託を持つことで、運用会社の運用成果に応じて収益を得られます。また、投資信託市場で売買することで値上がり益や値下がり損を得ることもできます。

 

これらの投資の種類には、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。例えば、株式は高いリターン(利益)が期待できますが、高いリスク(損失)も伴います。債券は安定した収入が得られますが、金利変動の影響を受けやすいです。投資信託は分散投資によってリスクを低減できますが、手数料などのコストがかかります。

自分の投資目的や期間、リスク許容度などに合わせて、適切な投資の種類を選ぶことが大切です。

投資を始める前に知っておくべきこと

自分の投資目的と期間を明確にする

投資を始める前に、自分の投資目的と期間を明確にすることが重要です。例えば、「15年後にマイホームを買うために2000万円貯めたい」という具体的な目標を設定することで、必要な金額や期限が見えてきます。

また、自分の投資目的と期間に応じて、適切な金融商品や運用方法を選ぶことができます。例えば、「短期間で大きな利益を狙う」という目的であれば、株式などの値動きの激しい商品が向いていますが、「長期間で安定した収入を得る」という目的であれば、債券などの安定性の高い商品が向いています。

自分のリスク許容度と資産配分を決める

投資にはリスクが伴います。自分がどれくらいのリスクを負うことができるか(リスク許容度)を把握することも重要です。例えば、「元本割れは絶対に嫌だ」という人は低リスク・低リターンの商品に投資すべきですし、「大きな利益を狙ってみたい」という人は高リスク・高リターンの商品に投資すべきです。

また、自分のリスク許容度に応じて、複数の金融商品に分散して投資すること(資産配分)も大切です。例えば、株式だけに投資すると、株価が下がったときに大きな損失を被る可能性がありますが、債券や投資信託などと組み合わせることで、リスクを分散させることができます。

投資商品の特徴と手数料を比較する

投資商品には、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。自分の投資目的や期間、リスク許容度に合わせて、適切な投資商品を選ぶことが大切です。例えば、株式は高いリターンが期待できますが、高いリスクも伴います。債券は安定した収入が得られますが、金利変動の影響を受けやすいです。投資信託は分散投資によってリスクを低減できますが、手数料などのコストがかかります。

また、投資商品には、購入時や保有時、売却時などに手数料がかかる場合があります。手数料は投資成果に影響する要素の一つなので、できるだけ低い手数料の商品を選ぶことが望ましいです。例えば、投資信託には販売手数料や運用管理費用などの手数料がかかりますが、販売手数料がないノーロードファンドや運用管理費用が低いインデックスファンドなどもあります。

税金や手数料などのコストを抑える方法

投資には税金や手数料などのコストがかかります。コストは投資成果に影響する要素の一つなので、できるだけ抑えることが望ましいです。コストを抑える方法としては以下のようなものがあります。

インターネット証券会社を利用する

インターネット証券会社とは、インターネット上で株式や投資信託などの取引を行うことができる証券会社です。インターネット証券会社は店舗や営業員を持たないため、販売手数料や売買委託手数料などのコストを低く抑えることができます。

NISAやiDeCoを利用する

国が投資を促進するために設けた制度で、所得税や贈与税などの税金を免除または軽減してくれるものです。代表的なものにNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などがあり今回は2024年から始まる新NISAについて解説をします。

新NISAのメリット①:非課税保有期間が無期限化

現行の一般NISAでは、非課税保有期間は最長5年です。つまり、5年後には売却して換金するか、別の口座に移管する必要があります。しかし、新NISAでは、非課税保有期間が無期限になります。これは、長期的な投資をすることができるということです。例えば、株式や投資信託を購入した場合、配当や分配金も非課税ですし、売却時に発生する譲渡益も非課税です。
これは、複利効果を最大限に活用できるということです。
複利効果とは、利益を再投資してさらに利益を得ることで、例えば、年利10%で10万円を投資した場合、10年後には25万円になりますが、20年後には67万円になります。
新NISAでは、この複利効果を無期限で享受できるのです。

新NISAのメリット②:年間投資枠の拡大

現行の一般NISAでは年間120万円、つみたてNISAでは年間40万円までしか非課税で投資できません。しかし、新NISAでは、つみたて投資枠年間120万円、成長投資枠年間240万円となります。さらに、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能となります。つまり、合計最大年間360万円まで非課税で投資できるようになるのです。これは、積立型の安定的な運用とスポット型の積極的な運用を組み合わせて自分の目的やリスク許容度に応じて資産形成ができるということです。
例えば、毎月10万円をつみたて投資枠で積立投資し、年に数回、成長投資枠で株式や投資信託を購入するというようなことができます。

新NISAのメリット③:非課税保有限度額の再利用

現行のNISA制度では一度非課税枠を使い株式や投資信託を買ってしまうと非課税保有期間内に売却したとしてもその枠の再利用はできませんが、新NISAでは売却をすれば購入時の株価分の枠を再利用することができます。
つまり、非課税枠を柔軟に使い回せるようになるのです。これは、運用商品の見直しや一時的な支出のため換金した場合でも、あらためて非課税で投資できるようになり、ライフイベントに対応しやすいということです。
例えば、運用成績が悪い商品を売却して別の商品に乗り換えたり、結婚や住宅購入などのために一部換金したりする場合でも、その分の非課税枠を失うことはありません。

※また、2023年末までに現行のNISAで投資した商品は、新NISAの外枠で非課税措置を受けられます。つまり、2023年までにNISAを始めれば、現行のNISAの非課税枠と新NISAの非課税枠両方を利用できるということです。

まとめ

この記事では、投資初心者の方に向けて、投資の基礎知識と注意点を紹介しました。

投資は今の時代に必要なスキルであり、誰でも始められるものです。投資を始めることで、自分のお金にも働いてもらい、将来のために資産を形成することができます。

特に、2024年から始まる新NISAは、長期的な資産形成や相続対策にもなる税制優遇制度です。新NISAでは、自由度が高く、自分の好きな金融商品を自分の好きな金額で投資することができます。

投資を始める前には、自分の投資目的と期間を明確にし、自分のリスク許容度と資産配分を決めることが重要です。また、投資商品の特徴と手数料を比較し、税金や手数料などのコストを抑える方法を利用することも大切です。

この記事があなたの投資の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。😊