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新NISA制度とは?オススメ柄3選!

今回は、2024年から始まる新NISA制度について、高配当株投資家にとってどのようなメリットがあるのか、そしてどんな高配当株を買うべきなのかについてお伝えしたいと思います。

新NISA制度とは?

まず、新NISA制度とは何なのでしょうか?
新NISA制度とは、現行のNISA制度を拡充・恒久化したもので、以下のような特徴があります。

- 年間投資上限額が360万円になります(現行は120万円)。
- 生涯非課税限度額が1800万円になります(現行は800万円)。
- 非課税保有期間が無期限になります(現行は5年)。
- NISA口座で購入した株式を売却した場合、非課税投資枠が回復します(現行は回復しません)。

このように、新NISA制度は個人投資家にとって非常に魅力的な制度です。
特に、高配当株投資家にとっては、以下のようなメリットがあります。

高配当株投資のメリット

高配当株とは、株価に対して高い割合で配当金を支払う銘柄のことです。
高配当株投資のメリットは、以下のようなものがあります。

- 値上がり益と配当金の両方を期待できます。
- 配当金は安定したキャッシュフローを得られるため、長期的に保有することで複利効果を享受できます。
- 高配当株は景気や金利の変動に強いため、市場環境に左右されにくいです。

しかし、高配当株投資にもデメリットがあります。
それは、配当金に20.315%もの税金がかかることです。
例えば、年間10万円の配当金を得た場合、そのうち約2万円が税金として引かれてしまいます。
これでは、複利効果も半減してしまいますね。そこで登場するのが新NISA制度です。
新NISA制度では、売却益と配当金が非課税になります。
つまり、高配当株投資家は税金の心配をせずに投資できるようになります。

例えば、年間10万円の配当金を得た場合、その全額を再投資することができます。
また、非課税保有期間が無期限になったことで、長期的に保有することで複利効果を最大限享受できます。

さらに、非課税投資枠が回復することで、売買の判断もよりシンプルになります。例えば、値上がりした高配当株を売却して、より高い配当利回りの銘柄に乗り換えることができます。これにより、配当金の収入を増やすことができます。

おすすめの高配当株は?

では、新NISA制度で買うべき高配当株はどのように選ぶべきでしょうか?
高配当株投資のポイントは、以下のようなものがあります。

- 配当利回りが高いこと(3%以上が目安)
- 配当性向が低いこと(50%以下が目安)
- 配当金の成長率が高いこと(5%以上が目安)
- 業績が安定していること
- 株価が割安であること

これらのポイントを踏まえて、私がおすすめする高配当株を3銘柄紹介します。

【1銘柄目】東京海上ホールディングス(8766)

東京海上ホールディングスは、国内最大手の損害保険会社です。
損害保険業界は競争が激しく、自動車保険や火災保険などの主力商品の料率は下落傾向にあります。
しかし、東京海上ホールディングスは、海外事業や生命保険事業などの多角化により、収益力を高めています。
また、コスト削減や資産運用の効率化にも取り組んでいます。

東京海上ホールディングス配当利回りは4.1%で、業界平均の2.9%を大きく上回っています。
また、配当性向は28.8%と低く、配当金の成長率は10年平均で7.6%と高いです。
業績も安定しており、過去10年間で赤字決算はありません。
株価もPERは9.4倍と割安です。

【2銘柄目】日本たばこ産業(2914)

日本たばこ産業は、国内最大手のたばこメーカーです。
たばこ業界は喫煙者数の減少や規制強化などの厳しい環境にあります。
しかし、日本たばこ産業は、海外事業や加熱式たばこなどの新製品開発により、収益力を維持しています。
また、コスト削減や株式買い戻しにも取り組んでいます。

日本たばこ産業配当利回りは7.6%で、業界平均の5.5%を大きく上回っています。
また、配当性向は67.8%とやや高めですが、配当金の成長率は10年平均で3.8%と安定しています。
業績も堅調で、過去10年間で赤字決算はありません。
株価もPERは11.1倍と割安です。

【3銘柄目】KDDI(9433)

KDDIは、主力の携帯電話通信事業は国内シェア2位の、大手電気通信事業会社です。
通信業界は競争が激しく、通信料金の値下げ圧力や新規参入者の台頭などの課題があります。
しかし、KDDIは、クレジットカード・銀行・証券などの決済・金融事業やケーブルテレビやテレビ通販などの事業領域を拡大しています。
また、5GやIoTなどの新技術の導入にも積極的に取り組んでいます。

KDDI配当利回りは3.7%で、業界平均の2.8%を上回っています。
また、配当性向は35.6%と低く、配当金の成長率は10年平均で9.1%と高いです。
業績も好調で、過去10年間で赤字決算はありません。
株価もPERは11.5倍と割安です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、2024年から始まる新NISA制度について、高配当株投資家にとってどのようなメリットがあるのか、そしてどんな高配当株を買うべきなのかについてお伝えしました。

新NISA制度では、売却益と配当金が非課税になります。
これにより、高配当株投資家は税金の心配をせずに投資できるようになります。
また、非課税保有期間が無期限になったことで、長期的に保有することで複利効果を最大限享受できます。
さらに、非課税投資枠が回復することで、売買の判断もよりシンプルになります。

私がおすすめする高配当株は、東京海上ホールディングス(8766)、日本たばこ産業(2914)、KDDI(9433)です。
これらの銘柄は、配当利回りが高く、配当性向が低く、配当金の成長率が高いです。
また、業績が安定しており、株価も割安です。

新NISA制度は2024年から始まりますが、それまでに現行のNISA制度で長期的な投資先を探すこともおすすめします。
高配当株投資は時間とともに効果が増す投資法です。
ぜひこの機会に高配当株投資を始めてみませんか?

以上、「新NISAとは?オススメ銘柄3選!」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。