窓際公務員のほったらかし投資生活

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配当金を再投資するメリットとは?銘柄の探し方も紹介

株式投資をする検討する際に、配当金という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。配当金とは、企業が利益の一部を株主に還元するお金のことです。配当金は毎年もらえる副収入として魅力的ですが、実はこの配当金を再投資することで、より効率的な資産形成ができるのです。

この記事では、配当金を再投資するメリットとその仕組み、おすすめの銘柄の探し方を紹介します。株式投資に興味がある方はぜひ参考にしてください。

配当金を再投資するメリット

配当金を再投資するメリットとは、複利効果を得ることができる点です。複利効果とは、「元本だけでなく、利息が利息を生む」という考え方です。元本から発生した利息を元本に組み入れ、その増えた元本に対して、また利息が計算される方法です。元本が増えることで、利息も増える、つまり投資資金が雪だるま式に増えていくことになります。

配当金再投資の仕組みは簡単です。受け取った配当金を使わずに、同じ株式をさらに買い増して、株式を増やしていくことです。例えば、1株100円で50円配当する株式に1,000株投資した場合を考えます。

- 1年目:1,000株×50円=5,000円の配当金が得られます。
- 2年目:5,000円で50株買い増し(1,050株保有)、1,050株×50円=5,250円の配当金が得られます。
- 3年目:5,250円で52株買い増し(1,102株保有)、1,102株×50円=5,510円の配当金が得られます。

このように、配当金で再度株を買うことで保有する株式数が増え、翌年の配当金も増えるというメリットがあります。これが複利効果です。

配当金を安定して受け取れる銘柄の選び方

配当金再投資戦略を取る上で最も重要なことは、「配当を出し続けてくれる企業の銘柄」を選んで再投資を続けることです。減配や無配になってしまうと、再投資戦略自体が成り立たなくなってしまいます。

では、配当を継続して出してくれる企業を見極めるにはどうすればいいのでしょうか。様々な方法が考えられますが、おすすめは業績動向から銘柄を吟味することです。安定して高配当を続けられる経営を行っている企業を見極めることがポイントとなると言えるでしょう。

そのために見る指標は、次の3つです。

- 配当利回り
- 配当性向
- 増収増益

1つずつ解説していきます。

配当利回り

配当利回りは、言うまでもありませんね。配当利回りが低すぎると、投資するうまみがありません。しかし、利回りのみで判断するのは危険です。重要なのは、いかに長期的に配当を出し続けてくれるかだからです。

配当性向

そこで次に見たいのが配当性向です。配当性向とは、利益の何%を配当にまわしているかを表す指標です。配当性向が高い=利益の多くを配当にまわしており、低い場合はその逆というわけですね。再投資する銘柄を選ぶ際には、配当性向が高くても6割程度を目安としましょう。

企業によっては株主都合などにより利益を全て配当にまわす場合もありますが、前利益を配当にまわしてしまうのですから、成長のための投資に資金をまわすことができません。当然、長期的な成長が難しくなるでしょう。配当性向が高すぎず、長期の経営維持のために投資を行いつつ、かつ高配当を出しているというのが大きなポイントとなります。

増収増益

さらに、増収増益を続けているかどうかが最後の重要な指標となります。安定して利益を出し続けられているという条件が加われば、長期的に配当を出してくれる銘柄である見込みがぐっと強まるといえるでしょう。

まとめ

今回は、配当金を再投資するメリットと配当金を安定して受け取れる銘柄の探し方について紹介しました。市場環境や個別銘柄の動向は常に変化していますので、投資判断は自己責任で行ってください。私のブログが皆さんの投資に少しでもお役に立てれば幸いです。次回もお楽しみに!