今回は、アメリカという国が世界で1番投資に向いている理由についてお話ししたいと思います。
アメリカと日本では、投資に対する考え方や習慣が大きく異なります。
日本では、投資はギャンブルや危険なものというイメージが強く、多くの人が貯金を重視しています。
一方、アメリカでは、投資は資産形成や将来の備えとして一般的に行われており、多くの人が株式や投資信託などに積極的に資金を回しています。
では、なぜアメリカ人は投資に積極的なのでしょうか?
その理由は、アメリカ経済の強さと多様性にあります。
アメリカは世界最大の経済大国であり、多くの優良企業やイノベーションを生み出す国でもあります。
そのため、アメリカに投資すれば、世界的な成長や収益性を享受することができるのです。
具体的には、以下の3つの点が米国株投資の魅力だと言えます。
1. 長期的な経済成長率が高い
アメリカは長期的に見ても安定した経済成長を続けています。
以下のグラフは、日本とアメリカ(+中国含む)のGDPの推移を示したものです。
引用:名目GDP(USドル)の推移(1980~2023年)(日本, アメリカ, 中国) - 世界経済のネタ帳
グラフからわかるように、日本は1990年代以降、バブル崩壊やデフレーションなどの影響で経済成長が鈍化しています。
一方、アメリカは2000年代以降もサブプライム危機やコロナ禍などのショックを乗り越えて堅調に成長しています。
このように、アメリカは日本よりも高い経済成長率を維持しており、これは株式市場にも反映されています。
以下のグラフは、日本とアメリカの株価指数(日経平均株価とダウ平均株価)の推移を示したものです。
グラフからわかるように、日本は1990年代のバブル崩壊以降、株価が低迷しています。
一方、アメリカは90年代後半〜2010年までの横ばいの期間もありますがそれ以降は株価が右肩上がりで上昇しています。
このように、アメリカは日本よりも高い株式市場の成長率を維持しており、これは投資家にとって大きなメリットです。
長期的に見れば、アメリカに投資すれば資産が増える可能性が高いと言えるでしょう。
2. 世界的なブランド力や競争力を持つ企業が多い
アメリカは世界的なブランド力や競争力を持つ企業が多く存在しています。
例えば、マイクロソフト、アップル、アマゾン、グーグルなどのIT企業は、世界中でその製品やサービスを提供しており、高い収益性や成長性を示しています。
また、コカ・コーラ、マクドナルド、スターバックスなどの消費財企業は、世界中でそのブランドや味を愛されており、安定した需要や利益を得ています。
さらに、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー、メルクなどの医薬品企業は、世界中でその技術や品質を認められており、高い市場シェアやバリュエーションを持っています。
このように、アメリカには世界的なブランド力や競争力を持つ企業が多くあります。
これらの企業は、世界中の消費者やビジネスから支持されており、その地位や利益を守り続けています。
そのため、これらの企業に投資すれば、安定した配当や株価上昇を期待できると言えるでしょう。
3. セクターやテーマが豊富で分散投資がしやすい
アメリカはセクターやテーマが豊富で分散投資がしやすい国でもあります。
セクターとは、経済活動の分野や業種のことで、例えばエネルギー、素材、工業、消費財、ヘルスケアなどがあります。
テーマとは、特定の傾向や動向に沿った投資対象のことで、例えばESG(環境・社会・ガバナンス)、AI(人工知能)、バイオテクノロジーなどがあります。
アメリカではセクターやテーマが豊富にあります。
例えば、エネルギーセクターでは伝統的な石油やガスだけでなく、太陽光や風力などの再生可能エネルギーもあります。
また、ヘルスケアセクターでは医薬品や医療機器だけでなく、遺伝子治療やヘルスケアITなどの革新的な技術もあります。
さらに、AIテーマでは自動運転や音声認識などの先進的な技術を開発する企業などがあります。
このように、アメリカではセクターやテーマが豊富にあります。
これは、投資家にとって大きなメリットです。
なぜなら、セクターやテーマが豊富であれば、自分の興味や目的に合わせて投資対象を選ぶことができ、分散投資をしやすいからです。
分散投資とは、一つの投資対象に偏らずに複数の投資対象に分散して投資することで、リスクを低減することを目的とした投資手法です。
アメリカではセクターやテーマが豊富であるため、分散投資をしやすく、リスクをコントロールすることができるのです。
まとめ
以上、アメリカが世界で1番投資に向いている理由についてお話ししました。
アメリカは世界最大の経済大国であり、多くの優良企業やイノベーションを生み出す国でもあります。
そのため、アメリカに投資すれば、世界的な成長や収益性を享受することができるのです。
もし、あなたも米国株投資に興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてください。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。